《商品レビュー》RAW
日本を代表する世界的サイクリングアパレルブランド、パールイズミでコミュニティーマネージャーを務める大西勇輝さんが、FFWDのフラッグシップモデルRAWをテスト。そのインプレを寄稿してくださいました。
トライアスリートでもある大西さんが感じたRAWの魅力を、以下にそのままお届けします。
“ハイレベルな” オールラウンダー RAW
先日、私が担当しているパールイズミのコミュニティー「PICC」のグループライドでRAWをテストライド。
コースは稲城中央公園スタートゴールで尾根幹から城山、津久井湖、小倉橋をまわって戻ってくるトータル65kmで獲得標高が930mとそこそこ起伏のあるルート。*
平地や上り、様々なシチュエーションで試せるのでテストライドにもちょうどいい。
*尾根幹(オネカン)は南多摩尾根幹線道路の通称。今回のコースは、オリンピックのロードレースにも組み込まれた東京西部の定番サイクリングルート。
そんなテストライドでまず感じたのが、ペダルを踏み込んだ瞬間の軽さと推進力。ゼロスタートからある程度の速度域までもっていくのも無駄な力を使わず非常にスムーズ。
以前、軽いホイールを使っていた時に感じた「軽さはあるものの、踏み込んだ時のいい意味での引っかかりがなく(スカッという感覚)、そのまま回り続けるような感触」はそこまで感じられなかったので、「軽いけどよく回る・進む」感覚がすごく新鮮に感じた。
起伏が長く続くエリアでは軽さのアドバンテージはもちろん、グループライドのため低速域で走っているにも関わらず、いつも以上に乳酸が溜まり出す感覚がなく、起伏の後半でもペースが落ちないから楽しくなってしまう。次はもっと起伏エリアでペースを上げて走ってみたい。
とにかく平地、上りともにとても快適で、トップスピードを上げるというよりも、ハイアベレージをキープできそうな感触。RAWはオールラウンダーと言われているがその通りの走り心地で、さらに付け加えるなら“ハイレベルな”オールラウンダーである。
また、あるインプレで「パキッとした走り心地」という硬さを表現するような内容もあったが、個人的には28Cのチューブレスを使い、空気圧も5気圧程度だったこともあり、非常にマイルドな乗り味。
あと、ビジュアルだがリムに施されたエンボス加工のロゴもグッとくる。これはかっこいいし男心をくすぐる。
普段はCANYONのエアロードに乗り、レイノルズのフロント58mm、リア62mmのホイールに25Cのクリンチャーを使っているので、とにかくある程度の速度域に持っていくまでの軽さとスムーズさ、それでいて普段のレイノルズとの差を感じさせない推進力には乗っててウキウキしてしまった。
この“ハイレベルな”オールラウンダーRAWは、多くのサイクリストのライドがより軽快に楽しくなるホイールだと思う。
商品ページはこちら:https://ffwdwheels.jp/collections/road/products/raw
大西さんがリードする「PICC」とは?
PICC(Pearl Izumi Cycling Community)は日本のサイクルウェアブランド、パールイズミが運営するサイクリングコミュニティーです。ライドイベントでのリアルな出会いやつながり、STRAVA、ZWIFTでのバーチャルな出会いやつながりを通じて、皆様のサイクルライフを豊かにする活動を行っています。
イベントの告知、PICCが発信する情報はこちらから。
https://www.strava.com/clubs/566213